トピックス

1：懐かしい地元のCMってありますよね

実家に戻ったときに久しぶりに見るとなんだか懐かしい気持ちになる「地元では有名なおもしろCM」ってありますよね。

地方限定ならではの方言を交えたローカルCMは、面白く、そしてどこかノスタルジックな気持ちに浸る事のできるものばかりです。今の時代、地方限定で流れているCMがSNSで拡散され、「面白い！」と話題になる事もしばしば。

そこで今回は地域に根付いたローカルCMの中から人気の作品をピックアップ。

自分の出身地や、知り合いの出身地のものがあれば、その会話で盛り上がるかも!?

2：シュール!?笑える！泣ける!?地方のおもしろCM5つ

（1）岩手 TOSANDO musicCM「発表会」篇

※動画は「披露宴」編です。

岩手盛岡市にある音楽教室「東山堂」のCMシリーズはネット上で「泣ける」と評判になりました。この「発表会」篇は、娘のピアノの発表会に母親が駆け付けるシーンから始まります。いつも仕事が忙しく、かまってあげられなかった娘。実は毎日、母親の仕事の邪魔をしないようにヘッドフォンをしてピアノを練習していたのです。そして、母親の前で一生懸命美しい曲を演奏します。曲のタイトルは「ママ」。日々の生活の回想シーンで、いつもさみしい思いをさせてしまった娘の姿を思い出し、母親が涙を流します。

たった3分の物語ですが、グッと胸にくるものがあります。

（2）愛媛 高田引越センターTVCM「グラビア篇」

あなたの引越をもっと楽しくする！ えひめ大好き、高田引越センターの2016年TVCM「グラビア篇」。愛媛県の男性はこのCMが流れる度にTVに釘付けになったことでしょう。

かわいい女性が、服を脱ぐとするところからCMが始まります。「なんだこのCMは！ 地上波でいいの!?」と期待してしまいますが……!? オチはなんともシュール！

このグラビアアイドルは誰!?とネットでも話題になりました。

（3）福岡 天国社CM「みっちゃん篇」

急に踊りだすおばあさんたち。アップテンポで派手な服に身を包み、楽しそうにリズムに乗ります。なんと最年長はみっちゃん91歳！「これは一体なんのCM!?」と思いきや、歌詞をよく聞いてみると「まだまだ逝かない天国社～♪」と歌っているのです。

実はこれ、福岡の葬儀会社のCMなんです！ あまりにもシュールで破天荒な映像に爆笑です。

（4）東京 ホテル三日月CM 「ジュニアさんファミリー篇」

思わず口ずさんでしまうメロディーで、人気の「ホテル三日月」CM。

「ゆったりたっぷりの〜んびり〜」というゆる～いメロディとともに、ホテルの映像が流れます。2018年には「資生堂UNO」とのコラボ動画も作られました。一度聞いたら頭から離れないメロディーとともに、なんと！イケメン俳優の野村周平さんが登場するのです。

どこか懐かしい雰囲気を残した映像とメロディーと、今をトキメクイケメン俳優とのギャップに目が離せません。2019年からは千原ジュニアさん宣伝部長に就任！

ちなみにこのホテル三日月CM、見た時の反応で「関東出身者かそれ以外か」が分かる、という声も。

（5）三重 コケコッコー共和国CM

「放し飼い45,000羽」というシュールなテロップが最後に流れるのが印象的な三重県にあるコケコッコー共和国CM。たまごかけごはんは、なんと衝撃の380円で食べ放題！

Twitterのタイムラインなどにも「コケコッコー共和国に入国してきた！」などと、共和国の美味しそうなTKG（たまごかけごはん）をアップする人も。

共和国の独特な雰囲気が伝わるCMは「行きたい」欲をかきたてます。 ちなみにコケコッコー共和国のテーマ曲も！
http://kokekokko.jp/content.html

3：「ダサさ」=「懐かしさ」!?ネットでバズるローカルCMたち

ローカルCMは低予算にも関わらず、斬新なアイディアで独特な雰囲気を醸し出しています。地方のタレントを起用し、たまに方言を交えたり……。

どこかダサくて、懐かしくなる……。ツッコミどころのないカッコいいCMよりも思わず突っ込みたくなる映像は、ローカルCMでだからこそ出せる世界観です。

ネットで「シュール」だと話題に挙がり、知名度がアップすることもしばしば。 洗練されていないからこそ生み出される「ダサさ」こそ、ローカルCM最大の魅力だと言えるかもしれません。

著：毒島サチコ